2021★和知20周年イヤー

京都高倉四条、燻製と地ビール和知20周年イヤーカウントダウンブログです。

あと178日

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あと178日

 飲食店において、美味しいことや安いこと、接客が良いことなど重要な要素はいっぱいありますが、その中でもトップに君臨するのが「場所(ロケーション)」です。

2001年の開業当時、四条烏丸は今のように飲食店にとって好立地ではありませんでした。
高辻から六角までで、居酒屋業態は確かうち1軒しかなかったと思います。
大丸の外商さんとかバイヤーさんが商談に使うことが多いとかで、喫茶店はいっぱいありました。
そして美容院銀座でもあるのですが、創業当時はどこも定休日水曜日。
要するに街そのものが完全に大丸の門前町なのです。(今はほとんど百貨店も休みませんが、昔は大店法の規制があり週1の定休日を事実上義務づけられていました)
今はどの店も月曜定休に変わっています。
 話がずれました。
いくら好立地でも、上階テナントは飲食店にとっては非常に条件が悪くなります。
エレベーターがないビルだと、基本は2階まで。
3階以上は「ありえない」立地です。
実際、どんな繁華街でもほとんど無いはずです。
エレベーターなし4階の居酒屋は全国的に見てもほとんどありません。
バーならギリギリあり、のようで、確か今は無きノイリーバーがE無し4階だったような記憶があります。今は無いので確認出来かねますが。
 店舗契約して、工事が始まってから相談というか、報告したところ言われたのが表記の言葉です。
ほんまに数字まで一致なので、そういう言い回しが業界にあるのかと思いました。
独立当時僕は飲食の経験が2年のみ、しかも厨房ばかりだったので飲食人としての知識常識を持ち合わせておらず、和知のロケーションがどれだけ絶望的なものであるか全く気づきませんでした。